紅白歌合戦まであと2週間を切り、毎日のように公式アカウントから情報が発表されています。
昨日は、おそらく多くの方が予想していたゲストの出演+αの発表がありました。
この記事では、NHK紅白公式サイトで12月19日に発表された特別企画に関する話題を取り上げます。
「夢を歌おう」特別企画にラグビーW杯日本代表の出演が決定!
12月19日にNHKの公式サイトで、「夢を歌おう」特別企画に、日本から世界中に多くの感動と希望、勇気を与えたラグビーワールドカップ日本代表の選手が出演することが発表されました。
当日出演する代表選手の顔ぶれは以下の通りです。
稲垣啓太、木津悠輔、ヴァルアサエリ愛、坂手淳史、中島イシレリ、ヴィンピー・ファンデルヴァルト、姫野和樹、アマナキ・レレイ・マフィ、徳永祥尭、堀江翔太
BK
茂野海人、田中史朗、アタアタ・モエアキオラ、田村優、中村亮土、山中亮平、ラファエレ ティモシー、福岡堅樹、松田力也
リーチ・マイケル主将やトンプソン・ルーク選手、流大選手など、主にスターティングメンバ―として出場した選手の一部は出演しませんが、31人中19人という多くの選手が出演することになっています。
特にメディア露出の多い、稲垣、堀江、田村、田中、福岡、中島各選手はそろって出演します。
時に見ているほうが恥ずかしくなるような演出がされることもある紅白ですが、変な演出はなしで、ワールドカップの熱闘を振り返るような企画になればと思います。
昨年に続きユーミンの出場も決定!
同時に、昨年も出場したユーミンこと松任谷由実さんが出場し、ラグビーにちなんだ名曲「ノーサイド」を歌うことも発表されました。
今年は特別企画枠での出場となりましたが、歌唱曲である「ノーサイド」は今回がテレビ初披露となることも話題になっています。
「ノーサイド」は1984年12月1日に発売され、1985年度の年間ランキング6位となる大ヒットを記録した16枚目のオリジナルアルバム「NO SIDE」に収録されたタイトル曲として発表されました。
日本のポップスで初めてラグビーをテーマとした曲とされる「ノーサイド」ですが、そこで歌われている世界はラグビーのみならず社会で戦う人々の姿とも重なりあって、今でも多くの人々に親しまれています。
当時小学生だった私にもこの歌はとても印象に残っていて、ラグビーに関する歌といって最初に思い浮かぶのは「馬と鹿」でもなく「ノーサイド」でした。
そんなユーミンはあのスコットランド戦を現地で観戦し、試合後につぶやいたツイッターでも話題になりました。
ものすごい場に立ち会わせてもらえた気がする!#ラグビー #ノーサイド #RWC2019 pic.twitter.com/q4oIhJ1qfi
— 松任谷由実 Official (@yuming_official) October 13, 2019
また、ラグビーがテーマということで以前にもラグビーの節目となるイベントで生披露されたことがあります。
こちらの動画をご覧ください。2013年12月1日に前国立競技場で行われた最後の早明戦後にサプライズで披露された「ノーサイド」の動画です。
4:06あたりから夫の松任谷正隆さんのピアノによる演奏が始まりますが、その前にユーミンが読み上げたオマージュにも注目です。
紅白の話に戻りますと、ここ最近のパフォーマンスを見ていると、この動画と同じキーで歌うのは大丈夫なのか少し心配になります。
しかし、多くの人が楽しみにしていると思いますので素晴らしい歌声を聴かせていただけると嬉しいです。
また、今年は竹内まりやさんが初出場されることが決まっていますが、同じテレビ番組にお二人がそろって出演するのは初めてのことではないでしょうか。
紅白ならではの企画、ということでお二方の共演があるのかも楽しみです。
最後にユーミンのコメントを引用させていただきます。
先ずは、日本中に興奮と感動を与えてくれたラグビーワールドカップ日本代表の方々に、ひとりのファンとして、感謝の気持ちをお伝えしたいです。私自身、35年前に作った「ノーサイド」という楽曲を、紅白という舞台で歌うことは想像もしていませんでしたが、お声がけをいただき、出演させていただくことになりました。当日は、ラグビーワールドカップ日本代表の選手の皆さん、そして、これまで日本のラグビーを築いてきた全てのラガーマンに届くよう、勇姿を胸に歌いたいと思っています。
出典:NHK紅白公式サイト
「夢を歌おう」特別企画の変遷
紅白歌合戦では2016年から2020年に向けて4年がかりで「夢を歌おう」をテーマに掲げて様々な特別企画を実施してきました。
過去の「夢を歌おう」特別企画枠で実施された主な企画を簡単に振り返ります。
2018年(平成30年)第69回
50回連続出場を区切りに紅白引退を宣言したサブちゃんこと北島三郎さんが弟子の北山たけしさん、大江裕さんのユニット「北島兄弟」とともに5年ぶりに出演し、「まつり」を出場者全員で歌いました。
また「世界で人気のジャパンカルチャー」として、刀剣男士、Aqoursが出演しオリジナルパフォーマンスを披露しました。
そして、平成最後「究極の大トリ」として、サザンオールスターズが「希望の轍」「勝手にシンドバッド」の2曲を披露しました。ユーミンとの掛け合いも大変話題になりました。
2017年(平成29年)第68回
2018年で芸能界引退を発表していた安室奈美恵さんが特別枠として出場し、2016年リオデジャネイロオリンピックのNHK中継のテーマソングでもあった「Hero」を歌いました。
そのほかこの年の紅組司会だった有村架純さん主演の朝の連続テレビ小説「ひよっこ」特別編やその主題歌「若い広場」を歌った桑田佳祐さんも特別枠で出演しました。
2016年(平成28年)第67回
この年はある意味歴史に残る回だったかもしれません。
まず、「紅白対ゴジラ」というこの年大ヒットした映画「シン・ゴジラ」とのコラボ企画がありました。
NHKホールに襲来したゴジラに良質な歌を聴かせて凍結させるという流れから「PPAP」の第九バージョンが流れたり、最後はX JAPAMの「紅」でゴジラが凍結したり・・とちょっと見ているのが恥ずかしくなるような内容でした。
また「AKB48 夢の紅白選抜」として、視聴者からの投票で選出されたメンバーが出演するという企画も実施され、総選挙3連覇の指原莉乃さんを抑えて当時NMB48のエースだった山本彩さんが1位を取ったのも話題になりました。
しかし、それよりもこの年はタモリさんとマツコ・デラックスさんの二人の寸劇?が番組進行とはあまり関係なく時折挟み込まれるもののお二人がホールに現れることはなく、いったい何だったのかという後味の悪さだけが残っています。
まとめ
ラグビー関連のネタが紅白に盛り込まれるのはほぼ想定内のことだったと思います。
ただ、今年話題になった曲と言えば、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」主題歌「馬と鹿」でしたので、その関係で米津玄師さんが出演すると思っていましたが、まさかのユーミンでした。
二年続けて出演されるとは思いませんでしたが、どんなパフォーマンスになるのかを楽しみにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
オリジナル記事はこちら
→ ラグビーワールドカップ日本代表選手出演決定!松任谷由実出場決定!